国東半島峯道ロングトレイル T-2 を歩く 2014/12/26
  t-2bb  

正面のクヌギの木に表示板を発見しました。

下の地図は、国土地理院の地図。・・新しい道路が書かれています(赤い線は、私が歩いたGPSの移動軌跡)

次は、天満宮を経由して岩脇寺へ向かいます。
左手の水路の向こう側に表示板を見つけましたが、地図では水路も水路向こうの里道も識別出来ません。水路の向こうの表示板をしっかり見つけてください。

下の画像の黄色い線がルートです。コンクリートの橋(蓋?)を渡って、水路沿いに進みます。
バイパス道からこの農道に入ると右手に今下ってきた西叡山が聳え、冬枯れした田んぼの風景が広がっています。なかなかの景色を楽しむことが出来ます。

天満宮を目指します。

水路沿いの小道の土手は綺麗に草が刈られています。よく見るとノビルが群生しています。これって囓るとピリッとした辛みがあって、なかなかの味わいですよ。サラダにまぜても良いと聞きました。

コンクリートの橋を渡って、100m程歩き、道沿いに左の方へ上ると、半分壊れた天満宮の鳥居や石灯籠や石段が見えます。その石段が天満宮の参道です。 地図には、天満宮が記載されていません。要注意ポイントです。



泉源寺の天満宮
壊れた鳥居の下には落ちた額があり、天満宮の文字が読めました。 収穫に感謝してのお祭りが行われたようで、新しい御幣が参道に立てられていました。 長い石段も綺麗に掃かれていました。

急な石段の上に祀られる天満宮へのぼって行きます。


天満宮は、菅原道真を祀る神社です。 太宰府天満宮からの勧請の神様で、学問の神様として厚い信仰を集めています。
本尊を岩屋の中に祀る形態からして、もしかしたら、寺の奥の院だったのかも知れません。

観音様も祀られています。


稲荷社を正面にして右手に見える茶畑

天満宮の右手の道沿いを少し進むと、正面に玉垣に囲まれた石殿が見えます。 右下手には綺麗な茶畑が見えます。 石殿をのぞき込むと、稲荷大明神の文字が読めました。
玉垣をつなぐ鉄のパイプは、すべて取られていました。戦時中の鉄材として使われたのでしょうか?

稲荷社
稲荷社・・・元々は京都一帯の豪族・秦氏の氏神と云われています。

京都市伏見区にある伏見稲荷大社が神道上の稲荷神社の総本社となっています。
朱い鳥居と、神使の白狐がシンボルとなっている神社として、知られています。
「稲荷」と表記するが、「稲生」や「稲成」とする神社もあります。

伏見稲荷大社から勧請されて全国の稲荷神社が祀られています。 稲荷神は、食物神・農業神・殖産興業神・商業神・屋敷神と云われています。 また神仏習合思想においては仏教における荼枳尼天と同一視され、豊川稲荷を代表とする仏教寺院でも祀られています。

神道の稲荷神社は、『古事記』、『日本書紀』の神話で登場する宇迦之御魂神(うかのみたま)、豊宇気毘売命(とようけびめ)、保食神(うけもち)、大宣都比売神(おおげつひめ)、若宇迦売神(わかうかめ)、御饌津神(みけつ)等、穀物・食物の神を祭神です。

総本宮である伏見稲荷大社では宇迦之御魂大神を主祭神として、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神とともに五柱の神として祀っています。